広告戦略と戦術
広報戦略の中には、いくつかの戦略や戦術の考え方があります。
その中で、メディア戦略・クリエイティブ戦略・広告代理店を利用した戦略をご紹介します。
メディア戦略
メディアとは情報を伝える乗り物。つまりテレビやラジオなどの媒体と言われるものです。
そして、メディア戦略の役割は、「伝える場の確保」。伝えたい多数の方のプロフィールや範囲、エリア年齢層などに合わせて、さまざまな長所や短所を併せ持つメディア(媒体)を戦略的に組み合わせ(メディア・ミックス)、予算内で最大限の費用対効果を得なくてはなりません。
例えば、ターゲットの数や地域が限定されているのでしたら、マスメディアを使用するよりもDM(ダイレクトメール)や折り込みチラシなどのほうが、費用対効果が高いこともあります。
それぞれのメディアには特性があり、それを生かしたメディア戦略をしていきます。たとえば、一度に多くの情報を伝達しなければならない広告はテレビ向きではありません。しかし、製品イメージを視覚・聴覚に直接訴えたい時にはテレビの力は絶大なものです。
また、新しいメディアとして成長の可能性を秘めているのがインターネットです。インターネット広告は、双方向性を持っている点が他のメディアとは大きく異なります。とくに、広告を見た顧客がその場で問い合わせをしたり、注文する事が可能で、購買行動までスムーズに結びつけられるという強みがあります。
クリエイティブ戦略
クリエイティブ戦略の第一歩は、まず「企業が伝えるべき製品の属性を選び出す」という事です。
製品コンセプトを決める時に、ポジショニング(製品の立ち位置)が明確であれば、それをマーケット(市場)にコミュニケート(コニュニケーション)するという観点から確認・検証します。また、ポジショニングが曖昧なときは、どの属性を訴えればマーケティング目標の達成に最も効果的であるかを見極めなくてはなりません。
また、次に御社が絞り込んだ製品の属性を、広告の受け手に興味を持って受容してもらえる広告表現に落とし込むことが大切になります。伝えるべき属性をそのままストレートに伝達するだけで、広告表現が成立するケースはほとんどありません。広告メディアの氾濫によって、人が一日に接触する広告の量は膨大になっています。したがって、企業が「伝えたい」メッセージを、顧客の興味を引くような「伝わる」メッセージに翻訳する必要があります。この意味で、すべての広告表現にはエンターテイメントやニュースの要素が必要となるのです。そして、さらにはそれぞれのメディアの特徴を生かすようなクリエイティブ戦略を心がけなければいけません。
広告代理店の役割
広告というものはきわめて高い専門性が要求されます。広告を用いる場合、プロである広告代理店の存在は欠かせないものです。広告主である企業は代理店に対して、誰にどのようなポジショニングで売り込みたいのか、現在の認知度はどのレベルなのか、といった現状認識や希望を的確に伝えて頂かなくてはなりません。代理店はそれを踏まえた上で、広告主の立てた仮説や希望を代理店の立場で検証したうえで、こうあるべきという広告活動の骨格となるメディアプランを提出します。このときに、広告主である御社が注意すべき点は、期待効果を数値目標で確認出来るかどうかです。期待効果は最終的には認知度や好感度、関心度の向上の形で評価されますが、個々の媒体への費用投入の意思決定は、メッセージの到達範囲、頻度、強度の観点から検討します。広告主は代理店の提案を吟味し、精査したうえで最終承認を行う必要があります。
テレビ・視聴や聴覚に訴求可能 |
ラジオ・地域、人口動態、ライフスタイルによるセグメンテーションが可能 |
雑 誌・人口動態、ライフスタイルによるセグメンテーションが可能 |
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